宅地建物取引士
2020.04.27 vol.4
よだれどり
福徳「今日は採用面接にお越しいただきありがとうございます。」
後藤「全然ええで。」
福徳「それでは、後藤さんが学生時代頑張ったことはなんですか。」
後藤「ん〜まあ特にはないけど、フェイスブックやってたな。」
福徳「フェイスブックというのは、どういう〜。」
後藤「え、フェイスブック知らんの?」
福徳「いやフェイスブックは知ってるんですけど〜。ではフェイスブック以外で何か取り組んだことはありますか?」
後藤「フェイスブック以外は何もやっとらんな。寝て起きてフェイスブックやっとった。」
福徳「ええと〜。では何か資格はお持ちですか?」
後藤「ああ、あれ持っとるで。宅建。」
福徳「宅建持ってるんですね。私も去年7回目でやっと取れましたよ。」
後藤「お前も持ってるんや。」
福徳「いやなんでタメ口なん。」
https://www.youtube.com/watch?v=pfJVE_NI7D0
宅建ってご存知ですか?
宅地建物取引士っていう不動産の国家資格です。
僕は去年新卒で不動産の会社に入社して、1年目で合格しました。
◯難易度・合格率
直近5年の合格率を並べるとこうなります。
17.0%・15.6%・15.6%・15.4%・15.4%
これだけ見ると結構難しいと思うかもしれません。
ただ、受験者の中で本当に合格を目指して本格的に勉強している割合がとても少ないと言われています。
少し言葉は悪くなってしまいますが、不動産屋さんってバカ地頭が悪い人が多いんですよ。
「学歴不問で稼げる業界といえば不動産」
世間一般のイメージはこうだと思います。
その通りです◎
そのため、学生時代や受験等で真面目に勉強してきた人がほとんどいません。
コツコツ勉強するという経験や習慣がないのです。
実際に、10年目の先輩や管理職レベルの営業マンでも宅建を持っていないということはざらです。
「宅建持っていなくても成績出せば問題ないだろ、俺は宅建とる気なんてない。」
こんなことを思ってる人も多いです。
ただ、会社からは強制的に試験を受けさせられます。
結果として、受かる気のない記念受験者が増えます。
正直、今年うちの会社で宅建受けた人の中うち真面目に勉強していた人の割合は20%くらいです。
合格率が15%だとしたら、真面目な人の中で4人に3人は合格出来てしまいます。
合格率75%ですよ。
そう考えればそこまで難易度の高くない、勉強すれば受かる試験だと分かっていただけると思います。
◯メリット
・宅建士手当として毎月3万円貰える
でかくないですか???
他の業界で基本給3万円上げるって簡単ではないですよね。
会社によって金額の差はあります。(大体5千円〜3万円)
・重要事項説明書が読める
通称「重説」です。
重説…宅建士しか読めない。不動産を契約する前に説明しなければならない書類。
この重説を読むだけで数千円もらえます。
・キャリアアップ、転職活動に強い
不動産の会社って、従業員の5人に1人は宅建を持ってないといけません。
100人の会社で宅建士が20人しかいない会社があります。新卒は10人入ってきます。
本来12人必要な宅建士が10人しかいないため営業停止となります。
だから宅建士が必要なのです。
宅建を持っていれば、事務でも基本給30万円!なんて話も聞いたことがあります。
いかがでしょうか。
それぞれのキャリアや役職等で差はありますが、とてもコスパの良い資格であることは間違いありません。
コロナ禍で自由な時間が多く、何かに取り組みたいと考えている方は是非挑戦してみてください。
特に不動産で働いている、働こうと思っている方々は、記念受験者のような能無しになることのないよう勉強しましょう。
僕がどう勉強してきたのか、いつから始めたか、どのくらい勉強したか、等々また書こうと思います。
よだれどり